つづきまして
前回の浴室改修工事と並行して施工した
トイレの改修工事の模様をお伝えします。 🙄
既存のトイレを撤去した後の状況です。
新しく取り付けるトイレは、全く型の違うものを設置するため、
給水、排水の位置が既存の位置と変わります。
まず排水は、コア抜き(コンクリート床等に貫通穴を設けること)
で床に穴をあけ、正規の位置に排水管を立ち上げます。
※今回は下の階がスケルトン天井であったため、比較的容易に排水管の位置変更ができましたが
このような給排水工事は、現場の状況次第で施工方法が変わりますので、現場調査は重要です。
元の穴は臭気があがらないようセメントで埋めます。
次に給水の移設です。
埋設状況にもよりますが、必要箇所を開口して、正規の給水位置に繋ぎ変えます。
部分開口を利用して、ウォシュレット用コンセントの電源も引き込みました。
せっかくの改装なので、不必要な配管も撤去し、石膏ボードでふさぎます。
※ボードを貼る前に、備品取り付け位置が決まっていれば、下地ベニヤを仕込んでおくと
備品取り付けがしっかり固定できます。
仕上げはクロス貼りのため、立ち上がり部分のタイルも石膏ボードで覆い、きれいに下地を作ります。
また、床においては、若干の床上げを要するため、乾式(土間排水を設けない)ではあるものの
一応トイレ廻りのため、木軸ではなく、モルタルにて床上げをしました。
石膏ボードのジョイント、ビス部分をパテしてクロスを貼って仕上げます。
今回はアクセントで、正面の壁と天井を違う色のクロスにて仕上げました。
洋便器、備品等を取り付けて完成です。
こちらも無事におさめることができました。
水廻りの改修工事をするにあたって、綿密な現場調査をすることは、
当然のことですが、必要なことだと改めて思いました。
特に、施工中は断水をしなければならないため、水道メーターの位置確認や、
止水することによる、工事範疇以外のところがどの程度、影響してくるか等、
様々なところへの配慮が必要になります。
今回は比較的、わかりやすい給水ルートであったため、
工事はスムーズにすすみましたが、
現場によっては、複雑なところも存在するので、
設備屋さんと相談しながら工事計画をすすめる必要があります。
日々勉強でございます。 😉